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最も顧客数の多い注文タグ

最も顧客数の多い注文タグ | Shopifyのセグメントの顧客がどのように注文をしているかについてインサイトを得る

最終更新日
May 9, 2024

近年、サブスクリプション(定期購買)やeギフト、"あと払い"など、ECにおける商品の新しい注文方法が開拓され、Shopifyにおいてもアプリを利用することで手軽に導入できるようになりました。こうした注文方法に関するイノベーションを提供するアプリでは、多くの場合Shopifyの注文タグに対してデータを保存しているため、「最も顧客数の多い注文タグ」レポートを利用することで、セグメント単位に初回、2回目購入、全体でどのような注文方法を利用している顧客が多いかを把握することができます。

「最も顧客数の多い注文タグ」レポートとは

Shopify注文タグについて

Shopifyの注文タグは、注文単位に付与されるタグです。サブスクリプションアプリやeギフトアプリなど注文方法に関わる3rdパーティアプリが自動でデータを書き込んでいるケースのほか、Shopify flowなどを利用して特定の条件で注文が行われた際に注文タグをつける設定を行うことで注文タグのデータを増やすことができます。

注文タグを充実させることで、ECPowerを利用して確認できるデータを増やすことができます。

Shopify Flowなどを利用して自分で設定をする場合は、たとえば「どのような目的で購入したか」といった購入時のアンケート回答結果を書き込んだり、包装やギフトラッピングなどのオプション内容を書き込んだりといった形で、どのような注文が行われたかをタグとして残しておくとよいです。

🏷️ 最も顧客数の多い注文タグ

顧客セグメントの中で顧客数が多い順に、注文タグを一覧化し、顧客数・比率を表示しています。なお、比率は顧客セグメント全体の人数を母数として計算されます。

🏷️ 初回の購入で最も顧客数の多い注文タグ

初回の購入において、顧客セグメントの中で顧客数が多い順に、注文タグを一覧化し、顧客数・比率を表示しています。なお、比率は顧客セグメント全体の人数を母数として計算されます。

🏷️ 2回目の購入で最も顧客数の多い注文タグ

2回目の購入において、顧客セグメントの中で顧客数が多い順に、注文タグを一覧化し、顧客数・比率を表示しています。なお、比率は顧客セグメントのリピート顧客数を母数として計算されます。

🏷️ 2回目以降の購入で最も顧客数の多い注文タグ

2回目以降のすべての購入において、顧客セグメントの中で顧客数が多い順に、注文タグを一覧化し、顧客数・比率を表示しています。なお、比率は顧客セグメントのリピート顧客数を母数として計算されます。

🏷️ 最新の購入で最も顧客数の多い注文タグ

それぞれの顧客の最新の購入において、顧客セグメントの中で顧客数が多い順に、注文タグを一覧化し、顧客数・比率を表示しています。なお、比率は顧客セグメント全体の人数を母数として計算されます。

なぜ「最も顧客数の多い注文タグ」レポートが重要か

注文タグを上手に活用することで、ロイヤル顧客のカスタマージャーニーを把握することができます。たとえば普段は自分用として購入することが多いセグメントに対して、「ギフト購入」という価値提案を新しく始める場合、このレポートを活用することで「どのような商品を購入している顧客セグメントが、より多くギフト購入を利用してくれているのか?」「購入回数の多いロイヤル顧客は実際にギフト購入をどの程度してくれたのか」といった観点でデータを確認することができます。

活用例 - おすすめの顧客セグメント

「最も顧客数の多い注文タグ」レポートをどのような顧客セグメントでチェックするとよいか、いくつか例をご紹介します。

  • 購入商品などニーズに基づく顧客セグメント:たとえば購入している商品ラインの違い(高価格帯商品群と低価格帯商品群や、異なるニーズに応える商品ライン)により、注文方法に違いがないかを確認してみましょう。
  • リピート・ロイヤル顧客セグメント:現在のロイヤル顧客が、実際に初回・2回目・2回目以降でどのような注文方法で購入しているのかについて理解を深めましょう。

「最も顧客数の多い注文タグ」レポートを最大限に活用することで、初回や2回目以降の購入での注文方法の傾向を顧客セグメント単位で理解しましょう。複数の顧客セグメントのデータを比較して、特徴的なデータを発見しましょう。

Author
ECPower プロダクトマネージャー

この記事は顧客セグメント管理・ジャーニーインサイト"ECPower"のプロダクトマネージャーが執筆・監修しました。記事の内容はShopifyをはじめとしたEC事業者向けのLTVグロースやCRM支援、データ分析の知見や実績に基づきます。

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22 Apr. 2024 Article Published

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