基本的な仕様
- 顧客セグメントに現時点で所属している顧客の、過去の全ての注文データに関する「特徴」を、上位10位までのランキング形式でレポートする機能です。
- 「どんな顧客が多いか?」に答えるレポートです。集計対象はすべて、顧客数と、顧客セグメント全体に対する比率(%)です。
- デフォルトの集計は、所属している顧客の過去の全期間の注文データです。集計期間を設定することで、指定した期間の注文データに基づく特徴を確認することができます。たとえば、先月における「人気の商品」「平均購入金額」「顧客数の多い集客チャネル」などを確認することができます。
レポートの種類
- 商品購入:どのような商品、商品タイプ、商品タグを注文している顧客が多いか?に答えるレポートです。
- サイト訪問経路:どのような集客チャネル、流入元、UTMパラメータの顧客が多いか?に答えるレポートです。
- 注文方法:どのような販売チャネル、注文タグ、クーポンを利用している顧客が多いか?に答えるレポートです。
- 注文日時:顧客数が多い「年月」「曜日」「時間帯」など注文日の特徴についてのレポートです。
- 属性・指標:購入金額、再購入日間隔、購入回数などの指標の分布や、顧客タグ・居住地などの属性についてのレポートです。
バリエーションについて
有料プランでは、以下のようなバリエーションのレポートを確認することができます。
- 初回の購入において:それぞれの顧客の初回注文に絞った際の特徴を確認できます。
- 2回目の購入において:それぞれの顧客の2回目の注文に絞った際の特徴を確認できます。比率(%)の分母は全体顧客数ではなく、リピーター数です。
- リピート購入において:それぞれの顧客の2回目以降のすべての注文に絞った際の特徴を確認できます。比率(%)の分母は全体顧客数ではなく、リピーター数です。
- 最新の購入において:それぞれの顧客の最新の注文に絞った際の特徴を確認できます。
レポートの種類と備考
FAQs
ストア全体のレポートはどのように確認できますか?
新規顧客セグメント作成画面から、「購入回数1回以上」の"すべての顧客'セグメントを作成してください。顧客セグメント詳細画面からストア全体のレポートを確認することができます。
顧客分布に関するレポートで、数値の範囲や区切り方はどのように決められていますか?自分でカスタマイズすることはできますか?
データの正確性を担保するために、統計学の手法を用いてストアのデータにフィットするような各数値の範囲(bin size)を決めています。現時点では自分で数値の範囲をカスタマイズすることはできませんので、ご了承ください。
「期間」を指定した際のデータの正確性について教えてください。
前提としてご理解いただく必要がある点は、「顧客セグメント」に含まれる顧客は日々変わっていく、ということです。簡単な例として「新規顧客セグメント」を挙げてみます。このセグメントの顧客は、2回目の購入をした際に、セグメントから離れることになります。
ECPowerの「特徴」は、あくまで現在顧客セグメントに所属している顧客に関するレポートです。ですので、仮に過去の期間を指定した場合でも、「過去のある期間にこの顧客セグメントに所属していたが、現在は所属していない」顧客のデータは反映されません。ただし、補足として「すべてのストア」に対するレポートは、過去の期間を指定した場合でも100%正確なデータになります。「顧客セグメント単位」で特徴を把握する際の限界としてご理解ください。
タイムマシンのように過去を遡ることが難しいという点は、ECPowerだけに存在する課題ではなくShopifyや他の同様なシステム・アプリケーションが共通して抱える課題でもあります。もし、顧客セグメントの特徴に関して、正確なデータを追跡する必要がある場合は、定期的にレポートをダウンロードしておくことをお勧めします。この点に強いご要望・ご不便がある場合は、ぜひフィードバックをお願いいたします。